こんにちは!
イライラママを笑顔にしたい。
現役保育士・子育て専門カウンセラーHARUです。
子どもを何度叱っても困った行動が直らないと悩んでいる方多いと思います。
とてもストレスが溜まりますよね。
声をはらなくても、その子に合った叱り方をすることで、困った行動をしなくなります。
子どもの自己肯定感を下げない叱り方と性格統計学を使ったタイプ別、効果的な叱り方をご紹介します。
ひとつでも実践されたら、子どもに変化が出てきます。ママの考え方や行動が変わると子どもも変わります。そんな変化を楽しみに、今日から実践してみてください。
この記事を読んで「そうだったのか。やってみよう!」と思ってくださったら嬉しいです。
1、怒ると叱るの違い
ところで、怒ると叱るの違いってご存知ですか?
怒ると叱るの違いとは・・・
〈怒る〉
驚かれるかもしれませんが、怒るときは、たいてい自分のためにしています。
●スッキリするために子どもを感情のはけ口にする
●安定するために子どもを思い通りにコントロールする
●うまくいかない原因を子どものせいにする
〈叱る〉
叱るは子どものためにする。
●子どもが社会で気持ちよく生きていけるための「ルール」を教える
●子どもの成長を願って、大切なことを伝える
●子どもに自分で考える力をつけてもらうため、質問をして、子どもに考えさせる
怒る事はとてもエネルギーがいる事です。
ガミガミ怒れるということは、元気な証拠でもあるので、ある意味素晴らしいことでもあります。
そして、私たちは仏様ではないため、イライラ怒りの感情が出るのが普通です。
怒りは安心できる場で出てきます。怒り過ぎた時は、心をこめて謝ればいいのです。
家族の絆ができていれば、修復可能です。自分を責めすぎず、『今度同じことがあったらどうしたらいいかな?』と考えていきましょう。
怒りがわいてくる時は、その奥に、『深い悲しみ』や『大きな不安』が隠れていたりします。
怒りの感情を認めるだけでも、感情が小さくなります。自分と対話して、自分の気持ちを理解してあげましょう。自分が何に反応して怒りやすくなっているのかがわかると、イライラも減っていきます。
反省は1秒で十分です。それより、子どもに愛情が伝わる接し方に時間をさきましょう。
2、9割は叱らなくてもよいこと!?
褒めるコツ講座をすると必ず出てくる質問があります。それは・・・
この魔のスパイラルにはまってしまっている親子がとても多いのです。
叱られることで親の愛情をもらっていると思う子はほぼいません。
叱ってばかりいると子どもの心に深いキズができ、大人になっても引きずってしまいます。そうすると、自己肯定感が低くなります。自信がなく、自分と他者を比べてしまう等、生きづらい人生を歩むことになります。
我が子がそうならないために、褒める・認める声かけを9割、叱る1割の子育てを最終目標としてみてください。
これは、なかなか難しいですが、日常褒めているからこそ、叱った事が子どもの心に響き、とても効果が出てきます。
今まで何度も叱っていたことが、一度で子どもが聞くようになり、ママのストレスも軽減します。
「いつもは、叱ってばかりだけど、今日はひとつ褒められた」等、小さな目標を立ててみましょう。小さな目標を達成するごとに、以前はイライラしていたことが、イライラしなくなり、少しずつ叱る時間が減っていきます。
子どもの情緒が安定してきて、効果が見られるため、ママのやる気も上がります。まずは、達成可能な小さな目標を立てて、実行してみてください。
叱る時より子どもが落ち着いている時の接し方の方が何倍も重要です。
〈褒める・認める声かけ〉
褒める・認める声かけとは、当たり前に出来ていることを言葉で伝えれば大丈夫です。
見たままの事実を言うだけでも、子どもは『ママはしっかり見てくれている』と安心します。
声かけ例
「着替えができたね(親が手伝ったとしても)」
「弟と仲良く遊べてるね」
「ごはん残さず食べたね」
「(声は小さくても)あいさつ出来たね」
「片付けしようとしているね」
「汗かいてるね」
3、出来てていないことより、出来ていることに目を向けるで、いつからでも自己肯定感は上がる!
人間は欠けているところに目がいく生き物です。そのため、どうしても人の出来ていないところに目がいって、相手のために良かれと思って叱ってしまいます。
しかし、人間は出来ていないことを叱られるより、出来ていることを褒めたり、認めてもらう方が、やる気も自己肯定感も高まり、情緒が安定します。
そうすると、その人が本来持っている能力を最大限に発揮できるようになります。そして、心が満たされると何度も叱られていた行為をやらなくなります。
・自主的にやる子に育ってほしい
・うまくコミュニケーションをとれる子に育ってほしい
・迷惑をかけない子に育ってほしい
・自立した大人に育ってほしい
・自己肯定感が高く幸せな人生を歩んでほしい
上記のような願いを持っているママは、子どもの出来ていること、良いところを褒める・認める育て方をしてみてください。
必ずお子さんに変化が現れますよ。変化はいくつになっても現れます。大人でも変わりますよ。
4、感情のコントロールの仕方
子どもは、親の背中を見て育ちます。
生き方、生き様、生活を見てモデルにしていきます。
具体的に何かを見るというよりは、日々の生き方を見ています。
ご飯作りや掃除のような家事の部分もそうですし、 ママが腹が立った時にどうするかというような、感情のコントロールの仕方も見ています。
例えば、ママがお子さんに八つ当たりをするとしたら、腹が立った時には人にやつ当たりをすればいいのだ!と学びます。
腹が立った時に、「私、〇〇嫌なんだよね。」と『私』を主語にして話しをしていた。
腹が立った後は、美味しい物を食べ始めた。
生きていれば、腹が立つ事はあります。この怒りをどう処理するか、どう対応するかを子どもは見ています。
疲れやストレスがたまると、感情のコントロールができなくなります。そんな時は、ご自愛してください。
ご自愛とは、自分の時間を持つことです。
子育て中は、なかなか自分の為の時間が持てないですね。しかし、それがママの怒りポイントになります。
ですから、あえて自分時間を確保してください。
どこで、そんな時間を取るのか?お子さんが、寝た後、もしくは、朝がチャンスです。
・好きなマグカップで好きな飲み物を飲む
・読書をする
・撮りだめしているドラマを見る
・YouTubeを見る
・好物を食べる
自分の時間がないのに、人の事ばかりやると、人は疲弊してイライラします。 自分ばかり我慢していると、怒りたくなって当然です。
自分の時間が取りずらい子育て期だからこそ、そこは、我慢するのではなく、あえて自分の時間を確保して下さいね。
5、【性格統計学】タイプ別叱り方の注意点
【性格統計学とは】
株式会社ジェイ・バン代表の稲場真由美が16年間のべ12万人の統計データを解析し、人間関係がうまくいくコミュニケーション法として体系化した対人関係のソリューションメソッドです。
人の性格を2軸で4タイプに分け、立場とタイプの違いから、現状を分析し、「相手に合った伝え方、相手の言動の受けとめ方、関わり方」や、「ストレスを軽減法」がわかります。
1対1だけでなく、複数の人間関係にも役立つため、円滑な組織運営にも役立ちます。
人は大きく分けると4タイプに分けられます。今回は分かりやすいように、3タイプで説明していきます。ここでいうタイプとは、生まれ持った気質です。育ってきた環境や人間関係でその人の個性が確立していくため、ひとりとして同じ人はいません。
ただ、生まれ持った気質がその人の土台になっているため、特徴やタブーは3タイプに分けることができます。
タイプ別『叱る』の特徴とタブーを書きました。
以下の項目で、当てはまるものが多い項目があなたのタイプです。
〈3タイプ別の叱る特徴とタブー〉
●ルールに基づいて叱る
●感情的に叱られることを嫌う
●自分に非があれば納得できる
●ケースバイケースが苦手
●失敗しないように行動している
●納得できない場合は謝れない
●叱る理由を伝えることが基本
●大きな声や強い口調で叱られることを特に嫌う
●経緯を聞いてあげることも大事
●その言動で人に迷惑をかけることがわかると反省する
●端的に叱ることが基本
●ルールありきで叱られることを嫌う
●状況を理解する姿勢も大事
●相手の感情をおさめるために謝る
●叱った後、期待していることを伝えるとよい
あなたのタイプはどれですか?
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『叱るコツ』を別記事にまとめました。こちらの記事には、具体的な叱り方を書きましたので、併せてお読みいただけると、子どもの自己肯定感を下げずに叱る方法が身に付きます。
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